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The Japanese Society for Experimental Mechanics
日本実験力学会
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時間依存性材料分科会



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主査:中田 政之
金沢工業大学材料システム研究所
〒924-0838 石川県白山市八束穂3-1
TEL: 076-274-9255
FAX: 076-274-9251


幹事: 坂井 建宣
埼玉大学大学院理工学研究科機械工学専攻
〒338-8570 埼玉県さいたま市桜区下大久保255
TEL: 048-858-3444
FAX: 048-856-2577



研究対象
最近,金属やセラミックのみならず高分子材料およびその複合材料の開発が盛んに行われており,特にCFRPなどの繊維強化プラスチックは航空・宇宙機器の一次構造部材として多く用いられるようになっている.これらの材料の機械的性質は時間によって変化するという特徴を有している.したがって,これらの材料を用いた部材の長期信頼性を確保するためには,時間という観点からのアプローチが重要であり,構造物の設計の際に時間を考慮した解析が必須となる.本分科会では,時間に依存して物性が変化する材料の成形,粘弾性・粘塑性・超塑性,クリープ・応力緩和・疲労・衝撃など時間をパラメータとする評価・設計などに関する方法論の創出および構築を目指す.また,材料としてはプラスチックだけでなく,高分子系複合材料,金属,セラミックス,木材,土なども対象としている.

時間依存性材料に関する国際的活動について
米国実験力学会には,Time-Dependent Materials部門が存在する.本分科会からは,毎年複数名の研究者が米国実験力学会に参加し,研究成果の報告を行っている.2012年度は米国にて実験力学に関する国際会議が開催され,Mechanics of Time-Dependent Materials に関するオーガナイズドセッションが予定されており,本分科会から複数名の研究者が参加する予定である.また,本分科会に関連する国際会議に,International Conference on Mechanics of Time-Dependent Materials (時間依存性材料に関する国際会議)があり,現在までに世界各地で7回開催されている(1995年スロベニア,1997年アメリカ,2000年ドイツ,2003年アメリカ,2005年日本,2008年アメリカ,2010年スロベニア).第8回目の会議は2012年9月に金沢工業大学にて開催される予定であり,本分科会はその会議を主催する.

今後の活動方針
現在,実験力学会には材料系に特化した分科会が他に存在していない.今後,材料系をもり立てていくためにも,本研究会を存続,発展させていく.また,Mechanics of Time-Dependent Materials の日本支部としても機能できるよう,国際的活動を今後も増やしていく予定である.

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Last Updated Nov 4, 2021